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龍之介さんの次の言葉は、俺の予想通りのものだった。
「俺、やっぱりお前が好きだ。…俺と、付き合ってくれないかな」
キ、キターーーーーーー!!
まじか、まじか!ついにこの時が!俺にも春が……!
すぐに了承の返事をしかけた所で、俺は躊躇って口を閉じてしまう。
…何を躊躇う必要があるんだ、念願叶ってようやくゴールインだと言うのに。
いや、でもモヤモヤする。何かが引っかかる。別に龍之介さんが悪い訳じゃない。何も悪くない。
いや、もう分かってる。
原因はあの人だ。あの、馬鹿みたいに真っ直ぐに俺を好きでいてくれる人。
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