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そんな風に土地神が考える間にも海風は氷のように冷たく刃のように鋭く土地神へとまっすぐ吹き付ける。
今度は風が槍となって土地神を上から突き刺そうとした。
土地神は軽やかに避けると自身が纏う青白い光をさらに輝かせて海風の姿をした神に近づき攻撃する。
海風の姿をした神は土地神の攻撃を全部受け流し、接近した土地神を風の威圧にて吹き飛ばそうとする。
だが吹き飛ぶのは周りの雪や土ばかりで土地神は風の中平然と海風の姿の神の前に立ち塞がる。
このままではらちが明かないと感じた海風の姿をした神は土地神から離れて距離をとって風の力をぶつけてくる。
それを軽く避けた土地神が反撃しようとした時。
空からへこんだ錆びだらけの自動車が後から後から落ちてきた。
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