リレー小説in十目

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私、彩雲 美尾(さいうん みお)は、 現在この桜庭高校で卒業までの後二年間を謳歌しています。 そんな学生生活の一コマである お昼。 私はいつもお昼を桜の木の上で食べていました。 学校のシンボル、竜ヶ峰の桜。 元々一つの荒ぶる竜のようだった壮大な桜は、 去年の謎の地震によって真っ二つになっていました。 そんな学校長以外はあまり悲しまなかった悲劇によって出来た双頭竜の上に登って、 私は母の作ったお弁当を開くのです。 ただその日はたまたま、 お母さんがちくわと間違えて、 ちくわぶをお弁当に刺していました。 桜が舞う景色の中、 私はお母さんのおっちょこちょいさが可愛くて 優しく笑って そのちくわぶを口に入れました。 その時、頭のおかしい神様によって、 私の運命は壊されたのです。 ちくわぶから、まばゆい光。 正面にある校舎に放たれるその光は、 3階の半分を消し飛ばしました。 そう、私が “くわえた ちくわぶから 高出力レーザーを放つ能力”に 、 目覚めた瞬間です。 畜生…。
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