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コン…スーパーに入り野菜コーナーに向かってると見知ったやつが向こうから歩いて来た。こちらに気づいた有里山が寄ってくる。
「盃季さんではないですかww」
「お前がここいるの珍しいな」
「いやぁー飲みもん無くなっちってさww盃季は自炊できるんだったなwwちょいと俺の嫁に来ないかww」
「嫁になったら毎食、買ったまま洗ってないピーマンを出してやる」
「やめて死んじゃうwwあ、もしやピーマン食べられないと将来結婚できないぞっていう…!?」
「よくわかったな。頭いい息子を持って父さんは感動した」
「嫁どこいったんwwwww」
そんな会話しつつ、籠にどんどん野菜や肉など入れていく。
「おん?今日はシチューですか?」
「食べたくなった」
「いいなー俺も食いたいでーすww」
「お前は食堂で三食食っても大丈夫な財布だろうが」
「いやぁなんと言いますかww君の愛が篭った料理が食べたいなーなんすみません調子乗りました心からお詫びしますのでどうかそのパイナップルからお手をお放しくださいませ」
「まぁ食いに来てもいいけど」
「まwじwでwじゃあありがたくww」
「そのかわりコーラと野菜ジュースはお前の奢りな。2本ずつ」
「え」
ちゃっかりお礼の品を買ってもらい、部屋に戻ってリビングに有里山を待たせシチューを作る。料理過程は割愛。皿によそったシチューと、食パンを何枚か別の皿に、もう一つの皿にはレタスを千切ったものやトマトを適当に切ったものを2組お盆に乗せてリビングに向かう。
「おぉ美味そう!お残しは許しまへんで~って言わんの?ww」
「え?食いたくないって?そうかそれは残念だn「さぁせんっしたああっ」よし食うぞ」
「wwwwwいただきますww」
シチューを一掬い口に運びスプーンを咥えたまま固まる有里山を心配気に見る。一応味見はしたけどもしかして不味かったか?
「…口に合わなかったら残してi「うんまいなにこれ神じゃん」………は?」
「いや、は?、じゃなくて!マジで美味いよこれwwなにwwこんなハイスペック持ってたのかよww」
「……なんかよくわからんが、どうも?」
無意識に顔を綻ばせる。不味くないらしい、良かった。
「おうwなんかお前今メッチャ輝いてるぞwwww」
「………ピーマンあったかn「いやぁーシチューうまいわぁぁ!!」そうか。準備してあるのに残念だ」
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