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朝のHRで担任が突然
「明日は新入生歓迎会やるからお前らジャージ忘れんなよー」
と爆弾を落とした。
「なぁ。有里山くん」
「なんですか盃季くんww」
「新入生って何人いるんだ?」
「えっとー今年は君含めて5人かなww外部受験受かった人は結構いたらしいけど公立の方に行っちゃったんだってww」
「…たった5人のために歓迎会やるのか?」
「いやーなんと言いますか口先だけですwwみんな遊びたいお年頃wwなんつってww」
「………」
「進撃の無言」
「…はぁ」
「毎年恒例の鬼ごっこだろうし条件満たせば景品あるし気楽にいこうぜww」
「景品?」
「今までの例だと生徒会役員とのデート権とか最新型テレビ交換権とか一定期間食堂食べ放題権とか」
「それ早く言いたまえワトソンくん」
「食費が浮くって顔に書いてあるぞww」
6時限目、担任の授業を潰して歓迎会の鬼ごっこで人役か鬼役か決めるため御子柴お手製のクジを引く。と言っても、イケメン組は勝手に人役に決定されているらしいが。自分の番が来て引いて見ると鬼の字。事務的な頑張れとの言葉を言うとさっさと次の人に移って行く御子柴。
「盃季ーなにんなった?」
「鬼。お前は?」
「ミートゥー一緒にのんびりしようぜww」
「そうだな」
「でも景品にもよるよなー」
「食堂無料券は俺にくれよ」
「あ、自分の力では取らない発言ですねww」
「もし生徒会役員とのデート権とか当たったら精神地獄行き」
「G様以来本当嫌いだなww」
「反射には逆らえない。クジ引いたらもう帰っていいんだよな?」
「そう言ってたよーんww」
「じゃ帰るか」
「ハイハーイww」
翌朝、HRが終わるチャイムのあと放送が入った。
『みんなおはよ~会計の秀羅だよぉ~!みんなには今から第二アリーナに移動してもらいまーす!そしたら今日の説明するね~!では、移動開始~!』
放送が終わり、浮き足立った雰囲気の中指示された場所へ向かう。全生徒が集合してから壇上に姿を見せたのは先程の会計で、親衛隊やそうでない奴らも雄叫びをあげて会計はそれに手を振って応える。
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