知ってる?入学したんだって

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それから美味い食事で腹を満たしつつ他愛ない話をしていると何かの拍子に有里山の古文の勉強は必要なのか、に移った。 「現代に住んでんだし昔の言葉なんて学んでも仕方ないと思うんですよね?古文なんて歴史ラブが趣味でやればいいと思わん?君はどう思うワトソンくん?」 「なぜ歴史ラブをフォーリンラブの振り付けでした」 「俺の熱弁に対する感想そこww興味無いんですねわかりますww」 海鮮丼の塩気と目の前の熱気で喉が渇き、料理と一緒に運ばれてきた水に口をつけ、最後まで一気に飲み干「「「きゃあああああああ!!!!!!!!!!!」」」 「ッ!?ゲホッ、」 「大丈夫ですかーww」 明らかに心配していない心配に手で返す。 「………はぁ」 「おつww転校生が来たらしいぞ」 「クソか」 「まぁまぁwwあー北梨と茜沢もいるからあの親衛隊絶叫か」 親衛隊っていうのは簡単に言えばファンクラブみたいなもので、茜沢も北梨も、1ーA在籍の親衛隊持ちイケメンだ。そんな2人が揃って入ってくれば親衛隊も歓声()をあげる。 「さっさと食って教室戻りましょww」 「あぁ」 ちょっと急ぎめで残りの海鮮丼を口に運び、ラスト一口を食べ終えて水を飲み込「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」」」 「っゲ、ゴホッ、ッッッツ」 「うぉ、大丈夫かよ」 思いっきし変なところに水が入って、さっきより激しい咳き込みにさすがにヤバイと思われたのか背中をとんとんと叩かれる。呼吸が落ち着いてから礼を言い、次は誰が来たんだと目を向ける。 「お次は生徒会のようですねぇww教室戻れねぇww」 食堂入口の前には数名の生徒。有里山の言う通りならば生徒会なんだろう。入学式は最初の理事長挨拶が終わった後(正確に言えば最中)から睡魔に襲われたため生徒会の顔も名前も覚えてない。 「おろ?なんか転校生くんと話してるww絵面がイケメンとヅラwwウケるww」 扉近くに座っていた鳴畑、茜沢、北梨のところへ生徒会が集っていた。 「……」 「なんかリンチみたいwww」 俺が敢えて言わなかったことをこいつは……しかしそんなことより。 「教室帰れねぇ」 「そうですねぇwwまぁ面白そうだし見学しましょうよww」 転校生たちが入口近くに集まっているため今食堂から出ていこうものならば注目を浴びてしまう。それは避けたいので、仕方なく生徒会らしい5人組プラス転校生たち3人に目を向けた。
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