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「くっ!もうダメなのか!?」
俺は軍に所属する兵士だ。
軍に就任できて、ただの兵士でも国のために働けることは嬉しかった。
しかし、国境に攻めて来た魔軍相手に戦っている時に感じてしまった。
死に対する恐怖を……
その時……
「そこをどけ!軍団長閣下がお通りになる!」
誰かの声が響く。
軍団長閣下……
国のために尽くしたいと思っている者なら誰でも憧れる役職だ。
軍団長になると帝になることが必須条件。
だが、帝は8人いるので誰が軍団長閣下などはわからない。
皆がローブで顔を隠すからだ。
つまり、軍に所属する俺らにとって軍団長は、憧れを通り越して崇拝に近い感情をだく。
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