軍団長閣下

2/4
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「くっ!もうダメなのか!?」 俺は軍に所属する兵士だ。 軍に就任できて、ただの兵士でも国のために働けることは嬉しかった。 しかし、国境に攻めて来た魔軍相手に戦っている時に感じてしまった。 死に対する恐怖を…… その時…… 「そこをどけ!軍団長閣下がお通りになる!」 誰かの声が響く。 軍団長閣下…… 国のために尽くしたいと思っている者なら誰でも憧れる役職だ。 軍団長になると帝になることが必須条件。 だが、帝は8人いるので誰が軍団長閣下などはわからない。 皆がローブで顔を隠すからだ。 つまり、軍に所属する俺らにとって軍団長は、憧れを通り越して崇拝に近い感情をだく。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!