不良はどの学校にでもいる

12/19
前へ
/37ページ
次へ
「よし中村くんの席は…………あそこ」 先生が指差した先は 一番後ろの窓際の席だった 俺はその席まで行くと 椅子に座り後ろの景色を 実感した 俺を怖れる者もいない ただそれだけで喜びが溢れ出た 俺の顔はニヤける これからどんな生活が始まるのか それが楽しみだったから 「なんだよお前キメェな」 その言葉で俺のニヤけは止まった 声のする方向を見ると 金髪で服が乱れている 何処にでもいそうな不良が俺を睨めつける
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加