I need you *

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「ってか真理の彼氏、イケメンだけどドS過ぎてちょっと無理ー」 「それ分かる!よく付き合ってるよね」 「もー、あゆもサキも失礼! 分かんない? あの蔑んだ瞳で見下ろされるのたまんないんだよ」 「やだー、真理M過ぎ」 「そんな事ないよ、普通! ね、雪香もそう思うでしょ?……雪香?」 「……あ、ごめん、何だった?」 あの後、同室の真理ちゃんとサキちゃんが戻ってくると、お菓子パーティーが始まった。 みんなの会話に耳を傾けるも、頭には留まらず流れていってしまう。 ……無意識に芦田君の事ばかり考えているから。 「どうしたの、雪香。大丈夫?」 隣にいる真理ちゃんが心配そうにしながらも、あたしにお菓子を差し出した。 「うん、ごめんね。大丈夫」 「そ?ならこれ食べてみて!おいしいよ」 沖縄限定のポテチをあたしに勧められ、手を出そうとすると 「やめな、雪香。Mが移るよ」 と、あゆに突っ込まれ 「あゆひどいっ!」 と、あゆは真理ちゃんに突っ込まれた。 この楽しい雰囲気に少し心が和むけれど、芦田君の事で頭が一杯で。 せっかくの修学旅行なのに、みんなに申し訳なく思った。 芦田君、 大丈夫かなーーー
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