捨て猫、拾いました。

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捨て猫、拾いました。

「お疲れ様でしたぁ!!」 今日も、いつもどおりに仕事が定時で終わり。 でも、そのまま真っ直ぐ帰宅。 って事は、無くて… 今日も夜の街へと消える…。 ガラガラっと居酒屋の個室のドアを開けると、私が来るまで時間を潰していたかのようにスマホを片手に持ち、反対側の手で挨拶する友達。 「鈴音、お疲れぇ!!」 「なんだぁ、一番乗りだと思ったらもう来てたんだ」 「当たり前っ!!」 一番気の会う涼子と飲むのが、今一番の幸せ。 そう感じる私…―― 小松 鈴音。 年齢 29歳…――
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