歴史を塗り替え伝説が始まる

3/12
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
そこへ一人小太りの男が走ってきた 男は俯いている男に向かい叫んだ 「グラディス様!!アダム=グラディス様!!」 「なんだ、ベディス、見て分からんか 俺は今忙しい」 彼の大事な脳内の葛藤を知るよしもないベディスなる小太りの男は続けた 「大変です!採掘所が崩れました!」 「何!…… 分かったいこう!」 男はベディスを置いて採掘所に向けて走っていった ……………………… 「ハァハァハァハァ みんな無事か!」 アダムが採掘所について直ぐに叫ぶ 山の崖にあいている大きな穴の中を魔法で照らしながら進んでいく 所々から男たちが岩をどかし、救助を行い 大半の人間が出て来ている事に一先ずの安心を得ていた その男たちを魔法で外に送りながら奥へ進んでいく行く 行き止まり付近にまで来て近くに座っていた 擦り傷程度の男に話しかけた 「グラディスだ、何があった」 男は最初ほうけていたが雇い主だとわかり慌てて立って話し始めた 「へっへい それが掘り進んでいたところ 魔水晶を発見したんで いつも通り魔水晶を叩いたです そしたらいきなり洞窟全体が崩れてしまったです。」 男は話し終わると雇い主をみて返答を待った 「うん…分かった 外に出て怪我人の世話をしてやってくれ 指揮者に人数と被害状況の確認を急がせろ 私はその魔水晶をみてくる」 そういって男を外へ送り グラディスは行き止まりの壁をみつめた  
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!