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それでも、人は『過ち』を繰り返す。何度『後悔』しても、反省することも、学ぶこともせず、結局は『同じ過ち』を、延々と繰り返すだけ…………。
だって、人の『歴史』は、そうやって連綿と受け継がれ、綴られてきたのだ。その規模が、例え『個人』であっても、同じことだ。
ー己が手で『壊して』おきながら、『復活』を望むー
山崎の思いは、完全に『罪滅ぼし』であろう。けれど、『戻らない』方が、宵にとっては『幸せ』だろう。
まさか、自分から『全て』を奪ったのが『最愛の主』であったことなど、思い出さぬ方が『幸せ』なはずだ。
山崎
(…………もし、全てを『取り戻した』ら、宵はどないするんやろ?)
ふと、山崎はそんなことを考えた。宵が『宵』に戻ったら、彼は一体『誰』を選ぶ?
『清之助』に似た、土方か
『夜』に似た、山南か
それとも。また『夜』を選ぶことになるのだろうか?
ー貴方が『一緒にいたい』のは、『誰』ですかー
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