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宵
「………聞かないでよ。貴方ならいいって……言ってる、のにっ/////」
初々しく、真っ赤になる宵に、山崎の『情欲』が、凄まじく掻き立てられてしまう。
宵を押し倒しながらも、『合意』を得られたことに、まだ『実感』が沸かない。
宵を抱く時は、いつも『力ずく』で組み敷いて、『無理矢理』挿し貫いていたから………。
泣き叫んで、『抵抗』して、嫌がる宵に、どれだけ身も心も焦がされただろうか。
顔は赤く、肌蹴られた躰は桜色に染まり、初めて抱いた時より、艶かしく、美しい。
ー宵は、こんなに『綺麗』だったのかー
『嫉妬』に駆られ、『焦り』に苛まれ曇った瞳には、宵の『真の美しさ』が、わからなかったのだろう。
宵
「………ん、あっ!ぁや………あぁんッッ!」
山崎の指先が、肌を滑る度に、宵は艶声を上げる。過敏なほど、反応する宵が愛おしくて、堪らない。
漸く、しかも『合意の上』で抱ける悦びは、想像を絶するほどの『快感』で、躰も心も、魂ごと『歓喜』に、打ち震えるようだ。
宵の首筋に・鎖骨に・胸元に・腹に、『情欲』に突き動かされ、紅い花弁を散りばめてゆく。
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