“雪”との出会い

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他人の空似とはよく言ったものだわ…… 愛しい彼に、こんなにも似ている人に出会ってしまうなんて……神様は何て残酷な事をするのだろう。 この顔、……苦手だ。 ……見たくない。 瀬織君の顔を見たら、きっと泣いてしまうだろうから。 ――グイッ! そう思っていたのに肩を掴まれて、気がついた時には振り向かされていた。 「センセぇ、何で泣いてんの? もしかして俺が似てる奴ってセンセぇの男? ソイツが俺と似てんの?」 と言った瀬織君の表情は、“無” だった。 まるで何の感情も持たない “人形” のようだ。 どうやら顔は似てるけど、性格は似ていないみたいだわ! だって月はこんな冷たい目で、私の事を見なかったもの……。
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