お客さん②

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私と鈴音ちゃんの2人が揃うと、良くスタッフからうるさい、と怒られていた。 出会った時は、鈴音ちゃんはまだ19歳で何故人妻店に!? と不思議に思っていたのだが、若いクセにしっかりした接客とちゃんとした敬語を使うので、逆に若い女の子のお店では通用しないらしい。 確かに、頭の良い女の子で、明るく知識も有ってしっかりした子なのだ。 そんな鈴音ちゃんには、良く彼氏の愚痴を聞いてあげていたのだが、その愚痴の内容から、ある日「もしかして、鈴音ちゃんの彼氏って千葉さん?」 と聞くと、赤ら様に顔が凍り付く。 「あんた嘘付けない子ねぇ〜」 と笑いながら言う私に、大笑いしながら、姉さんには敵わないよ〜!と困り顔の鈴音ちゃん。 そんな2人の関係を知っているのは、私だけで、でもその2人が結婚する事になり、入籍する日野朝まで私は相談を受けていて、反対していた。
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