お客さん②

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京子さんもそうだが、この仕事をしてる人は一癖もニ癖もある人がたまにいる。 そんな中、林田ちゃんと、前のお店で仲良くしてたアイリちゃんと飲みに行く事になって待ち合わせた。 私はアルコールが全く飲めないので、オツマミをツマミながら、呑んでる2人に付き合う形になった。 「いつみさんは、この仕事してるのに、ピュア過ぎて心配になる。」 そんな事をアイリちゃんに言われて、キョトンとする私、ピュアな自覚は無い。 「仲良くなるとすぐに信頼しちゃうから、心配です。今、私がトイレへ行って、Hにいつみさんの事を書いてるかもしれないんですよ?もう少し人を疑って下さい。」 一回り近く年下のアイリちゃんにそんな事を言われて、一瞬躊躇するが、確かにアイリちゃんの言う通りだな、と納得した。 子供の事があるから、と先に林田ちゃんが帰って、残った私とアイリちゃんの2人でボウリング場へ行く事になった。 私は、ボウリングが苦手なので、ゲームは辞退して、ゲームコーナーを2人でブラブラして、私の大好きなビリヤードをやって帰る事になった。 今のお店の事や、私が辞めた後のお店の話し等をお互いに話して楽しくその日は終わった。
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