お客さん②

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何時も通り事務所へ出勤すると、既に仕事が入っていて、お客さんとの待ち合わせ場所へとすぐに事務所を出る事になった。 待ち合わせ場所でお客さんの車に乗り、近くのホテルまで行く。 優しそうなお客さんで、会話も楽しかったが、シャワーの時に変化が起こった。 「ハフゥン、ハフゥン、」 といきなり赤ちゃん言葉。 おおっと、このパターンか!とお客さんが喜ぶ様に赤ちゃんをあやすみたいに接していると、「ママ〜!」と始まったので、お答えする。 意外と赤ちゃんプレイの人は多い。 これまでに、様々な変態と呼ぶ人達と接して来たからか、多少の事では動じなくなって来てる自分が怖い。 SとかMとかは、もはや普通。 あるお客さんの家に行った時は、始めて会った時から、「こいつヤバい!おかしい!」 と言う印象の通り、電車で何度か痴漢して捕まった、とか、下着泥棒したり、トイレを覗いたりと、言うお客さんの話しをドン引きしながらも聞いていた。もう、単なる犯罪者じゃん! 初体験は実のお母さんと言うそのお客さんは、今でも、お母さんとしていると言う、きっと、お母さんも、自分が相手しないと、性犯罪をおかして息子さんが捕まると分かっているのだろう、日本の性犯罪は、年間で5千件を超えると言う、レイブ事件で届け出が出てるたけでこの数字だ。 届け出を出さない人もいるだろうから、この数字より多くなる、お客さんによっては、ああ、私、犯罪防いでるなぁ、と実感する事も多分にある。 あるお客さんは、プレイ中ずっと、私の事を、実の娘さんの名前で呼んでいた、「お父さんって言って、」 と言われたが、さすがに抵抗があり、「パパ」と呼んだら、それはそれで良かったらしい。
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