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「3Pがしたい、」
「え?!いや、うちのお店は3Pとか無いですよ」
以前在席していた柏のお店は3Pのあるお店なのを思い出し「3P出来るお店なら知ってるから、そっちにお店変更しますか?」
「お店変えたら、どんな女性が来るか分からないから嫌だ」
いやいや、だったら、何で私を呼んだのよ!
突っ込みたいのを言葉を飲み込んで、「女性2人の3Pじゃ無くて、男2人の3Pがしたい。」
それなら、尚更私が以前在席してたお店しか無い。
「このお店なら、男性2人の3Pもあるから、そっちに変えましょうか。」
「他の男とやってる貴女を見ないと興奮しない、乱交パーティーとか、ハプニングバーに何時もは行ってるんだよ。」
だったら何故今日もそっちへ行かなかったのか!
「駅前行って、誰か男1人一緒にやってくれる人捕まえて来て。」
「はぁ!?」
何度もお店を変更するのを勧めても変更しない、挙げ句、そんな事を言い出したお客さんに、これは、もう手の打ち様が無い、と判断して「分かりました。駅前行って来ます。」
そう言って、財布と携帯を持って、私だけ一旦ホテルを出た。ホテルを出て、速攻お店へ電話を入れる「こう言うお客さんなんだけど、どうしよう?」
「そんなお客さんなら、お金返して、帰って来ちゃって良いですよ。」
スタッフの言葉に「了解です、でも、なるべく頑張れる所までは頑張るよ。」
そう言って通話を終える。
少し駅前を回り、ホテルの部屋へと帰った。
「人が誰も居ないから、駄目だったよ。」
「じゃ、俺も一緒に行くよ。」
マジか!諦め無いなぁ!
諦めてくれると思ってたのに、諦め無いお客さんに、少々ウンザリしながらも、一緒にホテルを出る。
駅前に本当に人が居ないのを確認すると、「外でやりたい。」
今度はそっちかぁ!
いやいや、それも無理だよ!
取り敢えず、カラオケボックスへと移動して、ルームに入る。カラオケボックスの部屋の中で始めようとするお客さんに、「本当に無理!止めて!」
と必死に抵抗する。
カラオケボックスの部屋の中はカメラが付いてるんだから、当たり前だ。
なんとかお客さんをなだめて、ホテルへ帰る事になり、カラオケボックスを出る。
受け付けの所で、店長らしき男性が苦笑いしてたのは、やはりカメラで見られていたのだろう。もう絶対にこのカラオケボックスには来れないな。そんな事を思いながら、ホテルへと帰ると、お酒のせいか、お客さんは部屋へ入るなりソファーでウトウトと、寝始めた。
タイマーを見ると、後1時間あるのを、タイマーを止めて、携帯のアラームを10分後に鳴るようにセットする。
相変わらずウトウトしてるお客さんの隣に座って、あまり起こさないように話し掛ける。
携帯のアラームが鳴り、「時間だから帰りますよ。」
と言って、結局プレイはしないでホテルを出た。
ホテルを出た所でお店へ電話を掛けて、「1時間巻いて出て来た。」そう言う私に。
「さすがです!」とスタッフの声。
取り敢えずお店へ戻り、店長と話しをする。「今度来たらまた行ける?」
「いや、もう無理です。」
「じゃ、出入り禁止で良いんじゃないかな。」
そんな感じで、初めてお店を使って、いきなり出入り禁止になったのは、このお客さんが最初で最後だ。
松戸のこのお店では、基本的に、女性が3人NGを出したら、お店が出入り禁止になる。
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