お客さん②

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街が少し早いクリスマス気分に浮かれ始めた頃、ワタル君の家に行き、シャワーを浴びるのに、洗面所で服を脱ごうとしていたら、洗面台の上に黒い毛虫みたいな物があって、危うく悲鳴を上げそうになったが、なんとか堪えて、改めて見ると、付け睫毛なのが分かって、胸を撫で下ろす。 その付け睫毛を持って、身体にバスタオルを巻いてワタル君の所へ笑いながら行く、 「毛虫かと思ったら付け睫毛が置いてあったよ。」 「ああ、それ多分君の妹分ご置いて行ったヤツ。」 「鈴音ちゃん!?」 「当たり!何で分かった?」 「私の妹分って言ったら鈴音ちゃんしかいないもん!」 「そっか!」 ワタル君も爆笑していて。 私の妹分と言ったら鈴音ちゃんしか居ない、 とんでも無い物を忘れてて行ったな、そう思うと、もう爆笑するしかなかった。 そうか、ワタル君が呼んてるもう1人と言うのは鈴音ちゃんだったんだな。なんとなく分かる気がして、楽しくなってしまった。
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