お客さん②

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初めて会うお客さんの自宅までドライバーさんに送って貰い、楽しい時間を過ごした。 終わりの時間が近付き、お迎えの車が来るのを待ってお客さんの家を出た。 最初にドライバーさんとスタッフに言われた家が間違っていて、お客さんにも事情を説明したのだが、「留守で良かったね、あそこ黒人さんの家族が住んでるんだよ。」 「マシですか!?わぁ!お留守で本当に良かった! 」 と、言うやり取りをお客さんとした事を迎えに来てくれたスタッフに話す 「いつみさん本当に持ってますねぇ」 爆笑しながらそう言われて、いや!待て!私が持ってるんじゃなくて、貴方が間違えたんでしょ! その辺りから、また頭痛が始まり、車の中でも「頭痛い。」 とドライバーさんに訴えていた。 「大丈夫ですか?病院行きます?」 「ううん、いつもの肩凝りから来る頭痛だと思うから、大丈夫。」 「無理しないで下さいね。」 次のお仕事へ向かう車の中で、仲の良いドライバーさんとそんなやり取りをして、いつも呼んでくれるお客さんの自宅へと向かっていた。 顔馴染みのお客さんの自宅へ到着して、お客さんの家にいる猫2匹といつも通り遊んで、お客さんと一緒にお風呂へ入る。 プレイ中も頭痛は収まらず、でも我慢出来ない程でも無いので、お客さんにも肩凝りからの頭痛がさっきからずっとしてる。と言って、その日は何事もなくお仕事も終わり、自分の車を停めてある駐車場へと向かって、車で家に帰った。 取り敢えず寝れば少しは良くなるだろう、最近寝不足が続いていたのもあるだろう、と思って、いつも通り家に着いてから、自宅でお風呂へ少しゆっくり入ってその日は眠りに付いた。
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