お客さん②

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治療の同意書に自分でサインして、足の付け根の動脈から、カテーテルを差し入れる処置が行われ、梗塞は取り除かれた。 目が覚めると、集中治療室のベッドの上で、点滴と、時間になると自動で血圧を測る機械に繋がれていた。 まだ若干呂律が回り辛くて喋り辛かったが、何とか喋る事は出来る。 集中治療室には、家族以外面会が出来ないので、家族の居ない私には、面会の人は来ない、でも、毎日ひーちゃんが面会に来てくれていたのだが、会わせて貰えない状況だった。 目が覚めて1番気になってた事は、救急車で運ばれた日、ドラッグストアへ行く前に、柏のお店から、前日に会ったお客さんの1週間後の予約が入っていて、それを了承してしまっていた事と、松戸のお店と柏のお店へ兎に角連絡しないと! と、この2点がずっと気になっていたのたが、ひーちゃんが鈴音ちゃんに連絡をしてくれて、鈴音ちゃんの方から、両方のお店へ連絡を入れておいてくれていたので助かった。
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