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余命宣告を受けたケイちゃんと私で話し合って決めた事、残された時間を、出来るだけ一緒に過ごす事。
私は毎日ケイちゃんに会いにお店へ行って、ケイちゃんの体調が悪い時はお店を手伝った。
「ごめんなぁ、」
ケイちゃんの身体をマッサージしていると、ポツリとケイちゃんが言葉を漏らす。
「何が?全然大丈夫だよ?一緒に居られるから。」
「ミサトも身体大変なのに。俺がこんなで何もしてやれない。」
「私は、何かして貰おうと思って付き合ってる訳じゃないよ?一緒にいれる、会えるたけで良いよ?」
「有り難うなぁ、」
ケイちゃんのお店に来ると、必ず私を呼ぶ共通の知り合いのお客さんが。
「ケイちゃん、彼女として付き合ってるんたろ?こんな良い子絶対に手放すなよ。」
ケイちゃんにそう言ってくれた時の、ケイちゃんの返事は「はい、なるべく頑張ります。」
余命宣告を受けている事を知らないお客さんの手前、そう言っているのが分かって、なんだか胸が痛かった。
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