お客さん②

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家に戻れていたから、ケイちゃんとも付き合う事が出来たのだ。 ケイちゃんの口から余命宣告がされたのは桜が散り、葉桜が枝に一杯になっている頃だった。 食事を終えて、手を繋いで近くの公園へ行き。一緒にベンチに腰掛けて、ゆっくり話しをした。 これが、ケイちゃんとの唯一の思い出になってしまった。
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