6585人が本棚に入れています
本棚に追加
/196ページ
お客さん②
安心した様な笑顔を見せてくれたお客さんに、どうやら私は合格点らしい、と安心しながら部屋へとサンダルを脱いで上がって行きながら、軽い挨拶と会話を楽しむ。
「こんな遅い時間に呼んでごめんね。。」
すまなさそうに言うお客さんに「いえ、全然大丈夫ですよ。」
と笑顔で答える。
私的にはまだ全然遅い時間ではない。
お客さんが動く度にカサカサ音がするのが少し気になったが、その疑問はシャワーの時に解決する。
「シャワー行きましょうか、」
言いながら上を脱いで行く私に、少し戸惑いがちなお客さん、
「?」
「どうかしましたか?」
「ううん、なんでも無いよ」
「そうですか?」
お客さんへと近付き、ネクタイを外して行く。
最初のコメントを投稿しよう!