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「兄さん、この人達だ…―――!…妹の匂いがする…!!」
「「兄さん……だと…!?」」
ブルータソ、お前もか。
「ほう。我が弟子はいつから女人を侍らせるほど偉くなったのでしょう…?」
「すいません謝りますから脇腹をねじ切ろうとしないで痛い痛い!!」
「ご、ご主人様!!」
心配そうに駆け寄って来るのは嬉しいんだけど、今来たら絶対面倒な事に……
「……ほう？ご主人様…ですか…」
ほら。
「ちょ、揚羽さん強くしないで!!揚羽さんの力異常なんだから本当に脇腹が無くなりますから!!」
「説明しなさい。ご主人様とは何なのですか」
「それは……」
「はい。私はご主人様に身も心も捧げたので御座います」
やめろぉおおおおっ!!!
「…ほう？」
「いたたたたたた!!揚羽さん誤解です!!別に如何わしい関係じゃありません!!!」
「はい。私達は純粋な(主従)愛で結ばれているので御座います」
「――――ほう…?」
「もう黙ってろお前!!」
「へーぇ…料理教えてほしいって、こういうことかぁ……――っ！…ｸﾞｽﾞｯ…」
「泣くなーーーっ!!?」
「ｸﾞｽﾞｯ、雪くんの……バーーカーーーっ!!!」
「――――む？…ここは……はっ！従者の匂いがするで御座る…!!!」
「お前寝てろ!!!」
あぁ…今日はどうやら厄日らしい。
お願いだから、話を聞いてくれ。
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