違う時を歩んで

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俺とデーブの手が離れたのを皮切りに、学園長がおもむろに説明しだした。 「ホワイトバレッド教諭、デーブの担当は非魔法戦闘学、言語学、数学だ」 そして、と続けて学園長は呪文、もとい俺の担当をデーブに話した。 やはり俺の担当する数は非常識らしい。デーブは目を見開いていた。 「ぶひひひっ!やはり貴様は規格外だな、ホワイトバレッド!」 ダメだ。顔は超イケメンなのに笑い方で台無し。 だって笑い声だけ聞いてたら完全に悪役だもの。 それでもモテるだろうが。 そんなことを考えながらデーブの言葉を軽く無視すると、学園長が不意に嘆息した。 「デーブ…ホワイトバレッド教諭に話すように私にも接してくれ。正直息が詰まる」 「そんなわけには参りません!!私は、姫を護衛する騎士。姫と同じ壇上に立つなど言語道断!!」 どういうことだろうか。 騎士団長をしていた時もここまでの忠誠は感じられなかったが…… 「貴女は宛もなく放浪していた私に手を差し伸べ、あまつさえ私を必要と仰って下さった。故にこの身は貴女の為に。故にこの命は貴女の楯に」 読心でもしたのか? 的確な説明、どうもありがとう。
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