261人が本棚に入れています
本棚に追加
私を見下す彼女に尊大な態度で言ってやる。
「治安維持部隊最強の死番隊長が……自分の執務室で男に縛られて、なぶられて、よがり狂ってるマゾなんて知れ渡ったら……」
「出ていけ!!」
言い終わらないうちに彼女が恫喝する。
怒りに震える彼女を見ながら、更に嘲笑してやる。
「……図星ですか?」
「早く……ここから出ていけっ!!」
「……言われるまでもなく」
ゆっくりと立ち上がり、彼女の横をすれ違った。
こちらを見ようともしない。
そんな彼女を視線で追いながら――彼女の腕を掴み、強く引き寄せた。
「!?」
私の突然の行動に驚く彼女の唇を奪う。
「……っ!!」
彼女が私から離れようと暴れたが、腕を掴む手の力を緩めることはなく。
私にされるがまま――彼女は唇を重ねる。
強引に唇を開かせ、舌を絡めとり――全てを貪るようにして、彼女を味わう。
彼女が苦しそうに息をする。
されるがまま――私に貪られ続ける彼女はたまらないほどの色香を放っていた。
最初のコメントを投稿しよう!