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「だがこれ以上は持たな……」
「大丈夫。彼女はまだ“足りない”と言ってるんです」
男の言葉を遮るようにして、笑いながら言葉を紡ぐ。
縛られた女の身体がガクガクと震え出した。
「いや……いや……!! もうこれ以上は……!!」
「これ以上は何?」
とどめを刺すように、女の内股を筆でくすぐってやる。
女が涙を流しながら、哀願してきた。
「やめて!!……お願い!! これ以上は……苦しいの!!」
女の叫びを聞きながら、答える。
「だろうね。催淫剤をこれでもかと与えられて……中途半端な快楽を与えられて……苦しいだろうね」
筆を身体のラインに沿って、ゆっくりと動かす。
「……解放して欲しいだろう? なら……わかるよね?」
女が何度も頷いた。
――堕ちたな。
その瞬間――興が冷める。
後ろに居た男たちが、女が自白していく事を記録していく。
関を切ったように話す女。
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