第2話

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「えええいっ!!!」  ユイはサーベルをF91の左腕にむかって振り下ろした。が、それはストライクのビームシールドによって攻撃は防がれた。 「まだまだっ」  マイは不敵な笑みを浮かべながら、腰に装備してあるヴェスバーをストライクの胸へ向ける。 「……勝った」  その瞬間、ストライクとF91の間にビームが一閃、流れた。 「ユイ!!」  1機、ユイ達の方向へ飛んでくる。ガムのデュエルだ。 「ガム!!」 「何?加勢する気!?」  F91の後ろからピンク色のビームが飛ぶ。ユウスケの機体だ。 「チッ…」  ガムは思わず舌打ちをする。 「マイ。任せろ。アイツは俺の獲物だ」 「わかった。ならアタシはあの娘(こ)とやればいいのよね」 「そうだ。潰そうぜ」  ユウスケの目つきが変わった。  ストライクにデュエルが近づいた。 「ユイ、大丈夫か?」 「大丈夫。それより、あれ倒すってどうしたらいい?」 「とりあえず、腰の大砲をライフルで確実に落としてから追い込む!!」 「わかっ……ガム後ろ!!」  ユイの一言でガムはなんとかユウスケからの攻撃を防いだ。 「ありがとう。またあとでな」  デュエルはサバーニャラーゼンに向かってライフルで攻撃しながら距離を縮めていった。  ストライクはビームライフルで腰にあるヴェスバーを狙って距離を図る。
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