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ここはとある高等学校の屋上
時刻は7時を少し回ったところ
部活で残っている生徒も帰宅する最終下校時間まであと30分
校舎にも校庭にも生徒はほとんどいない
俺は夕日を背に屋上の手すりにもたれかかり前方にいる同級生の青年に声をかける
「で?なんで俺をこんな場所に呼び出したんだ?」
そう。俺は前方にいるこの青年、七瀬優我に呼び出されて屋上にきた
まぁ要件はだいたい予想はついているがな
「君は緋里(アカリ)さんの事をどう思っている…………」
七瀬優我は静かに俺に尋ねる
だろうな。緋里の事だと思ったよ。予想的中。
「気の毒だったと思うよ」
俺はそう吐き捨てるように言った
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