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「じゃ、仕事あるから戻るわ」
チャイムが鳴ると同時に皇軌が去って行った。
時計を見るともう昼だ。
……でも腹減ってない。
暇だから学園を見て回ることにしよう。
「あれ? 来嶌どこ行くん?」
さぁ行こうと立ち上がったところで声を掛けられた、出鼻を挫かれた感が半端ない。
「学園見物に」
「あぁ! 俺案内しよか?」
「…………是非」
「何やその間」
一人の時間と、確実な案内を天秤にかけていたら笑われた。
少しだけムッとする。
「そしたら行こか!」
「はい」
「あ、イチも行く?」
「あぁ」
……ということで、三人で出発。
またもや視線が凄かったが気にしないことにした。
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