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またもや鈴木さんの案内で職員室へと案内された。
「失礼します、九頭龍(クズリュウ)先生はいらっしゃいますか?」
「おー? スズか。ちょっと待て、今そっちに行く」
……俺からは見えないのだが、多分担任を呼んでいるんだろう。
それにしても親しげだ。
「で、用はなんだ?」
「はい、転校生を連れてきました」
鈴木さんが避けると、目の前には全体的に黒い人が。
ブラックオーラを放つイケメン……?
「お前が転校生かー、なるほどな」
一人でうんうんと頷いているが、なにがなるほどなのだろうか?
とりあえず……
「本日編入してきた来嶌凪雲です。宜しくお願いします」
頭を下げておいた。
「お、おう……」
ん? 正しい行動だと思ったけど、違ったかな?
「それでは、私はこれで。
九頭龍先生宜しくお願いします」
あ……鈴木さん行っちゃった。
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