元便器はカレー好き

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ならばここはグッと我慢して、新たにカレーをつくりトトリの嬉しそうな顔を見るほうがいい。 まあ、後で盗み食いした件については怒るとして 「遅いな。」 僕が寝室を後にしてからもう7分経っている。 だがトトリが来る様子はない。 何をしているのか気になったのでご飯をよそぐ前に寝室へと足を運ぶ。 大方ブレイクダンスに疲れて二度寝でもしているのだろうと寝室の前にたどり着くと、中からぶつぶつと言っている。 「―――――!」 「――――。」 どうやら一人言のようだがやたら白熱している。 内容が気になった僕は寝室の扉に静かに耳を当てた。
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