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ギィイエエエエ!ギィイエエエエ!ギィイガッ…エエエエ……
どうやら目覚まし時計はスヌーズタイムに入ったようだ。
眠りを妨げる障害が無くなったので5分だけ二度寝しようと思い目を閉じる。
いや、閉じようとしたが
「おはよう大地。」
女性の声がして目の前の白い物体が蠢き、僕の顔を被ったせいで一気に目が覚めた。
「ひぅっえ!?」
突然顔を被われる事に恐怖を感じた僕は、気の抜けた悲鳴を口から漏らしながら目の前の白い物体を思いっきり殴った。
「グボェ!?」
僕の部屋に女性のあまり聞きたくない声が響いたと同時に、漸く目の前の白い物体が何かわかった。
やってしまった
心からそう思った。
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