0人が本棚に入れています
本棚に追加
ギィイエエエエ!!
目覚ましクソムシ君時計のスヌーズタイムが終わったらしく、また怪奇的な音をたて始めた。
「おはようクソムシ君。」
目覚ましクソムシ君時計の頭を押すと、カチリという音と共に静かになった。
「わたしにはおはようの挨拶はないの?」
「チュース。」
「なんでドイツ語!?しかもお別れの言葉じゃん!」
どこから仕入れてきたのかは知らないけど、どうやらドイツ語は少しわかるようだ。
「おはよう抜きと朝御飯抜き、どっちがいい?」
「おはよう抜きでお願い致します!」
こうして僕はトトリにおはようを言わなくてすんだ。
最初のコメントを投稿しよう!