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月は依然俯いたまま、前髪で表情は見えなかった
(…好き、アイシアおねぇが僕のことを…好き、ぼくは
なんとなく気づいていた。鈍いと言われていた(けいねに言われた)僕にも…
アイシアおねぇが誰かと仲良く喋っていたりしたら黒いもやもやした気持ちになるし、僕に笑ってくれたら、とっても嬉しかった。…きっと、これは、これは)
―好き、って気持ちだ。間違えは、ない
月「アイシアおねぇ。」
ｱｲｼｱ「な、なぁに？」
月がいつもより小さな声で、だけど芯の通った声をだす。それと同時に顔を上げる。
アイシアはやはり不安そうな声で、目を軽く伏せている
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