第1話

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   『いつもと違う...』    夢の中だった私は違和感で目が覚める。    枕元の携帯の液晶をつけると深夜2時半。    右手でお尻の下のシーツを触るとびっしょりと濡れていた。    私は静かに起き上がると他の入院患者を起こさないように 摺り足で病室の向かいにあるトイレへ急いだ。    数メートルの距離が酷く長く感じる。  『出血じゃない   出血ならもっと量が少ないはず...』 入り口から入るとすぐ手前にあるトイレの便座に座った。    瞬間、大量に薄茶色の水か流れ落ちる。      
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