ごめんな

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山南さんの話を一通り聞いた俺は現実を受け入れられなかった 『…嘘だ』 「残念ながら嘘ではありません」 そんなこと、頭では分かってる でもそれに気持ちがついていかない 『暫く一人にしてほしい…』 山南さんは俺の言葉を聞くと静かに頷いて部屋を出ていった 《今後土方くんは何時、意識が戻るかは分かりません 最悪は戻らないでそのまま生涯を終えることもあります、そして……もし戻ったとしても長い間脳に酸素がいなかったので何らかの障害が残り、元の生活を送るのは困難かと思われます》 もし そうなったらそれは俺のせいじゃねぇか… 『ッ…畜生っ!!!』 俺は苛立ちの余り壁を殴った 涙が止まらなかった、俺のせいで土方さんが… 『っ…クソ野郎がっ… ごめんな、土方さん…ごめん』 俺は声を上げて泣いた 俺はただひたらすら、ごめんとしか言えなかった 第二章 終
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