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俺達は水族館を出た後家に帰るために車に乗った
「今日はありがとな」
『別に礼なんていらねぇよ、俺も楽しかったしな』
そう告げると土方さんは嬉しそうにそっかと言った。
車を家に向けて暫く走ってると俺は不意に車を道の脇に停めた
土方さんは不思議そうに首を傾げて俺を見てる
「左之 どうした?気分でも悪いのか?」
『違ぇよ あんたに渡したいものが有るんだよ』
「渡したいもの?」
『そう』
俺は車の後部座席に積んでいた小さな紙袋から箱を取り出して蓋を開けた
「左之 それは?」
『これはあんたの為に買った指輪』
「俺に?」
『あぁ 土方さん指出して』
そう告げると土方さんは恥ずかしそうに俺に指を差し出した
俺は薬指に指輪を通すとそのまま手に口付けた
『土方さん これからもずっと俺の傍に居てくれるか?』
「当たり前だろ 馬鹿っ//」
土方さんは顔を赤くしながら答えてくれた
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