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『んっ…此処は…何処だ…?』
俺は頭に痛みを感じ目を開けると最初は霞んでいた視界がはっきりと見えてきた
すると目に入ったのは白い服を纏った看護婦だった
「原田さん 気が付かれましたか?
先生を呼んで来ますね」
そう告げると看護婦は部屋を出ていき暫くして眼鏡をかけた先生を連れてきた
「初めまして 原田くん、私は貴方の担当医の山南と申します宜しくお願いしますね
所で、御自分に何が起きたか覚えていますか?」
『何が起きたか?』
確か俺は土方さんとデートして帰ってる途中で事故に遭って…
そうだ!土方さんは!?
『確か俺は事故に遭った
それより俺の連れは!?土方さんは!?』
俺は自分の身の事より土方さんの無事が気になった
けれど山南さんは取り乱した俺に落ち着く様に促してから静かに呟いた
「土方くんは 意識が戻らなく重体で今は《集中治療室》にいます」
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