第10話

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ジャンがカレラに食べられてしまった。 マイク「NAZA管制室!応答願う!こちらNISIシャトル内NAZAシャトル乗組員...」 ああ、ここでこんなことになるとは。 すると、ジャンを食べたカレラの体が膨らんで、中からジャンが出てきた。 みんな「ジャン!」 ジャン「...」 陽一「どうした?」 ジャン「オレ二、カマウナ、サッサトニゲロ...オマエラヲ、クッチマウ...」 ジャンは、赤い目をしていた。 それからの記憶は無い。 確か、ニールに腕をつかまれて、  ああ、駄目だ。これ以上思い出せない。 「カスデブウョジイダ?」 ん?何語だ?カレラではないようだ。 「カスデブウョジイダ?ノルテネデマツイ?」 聞こえるのに、言葉として認識できない。 「テキオ!、テキオ!ウモ!イサクドンメ?」 マジで分からん... 「イタミルジウツゴンホニ」 「ルテッガチマガニナ?」 「ノイナャジイタンハ」 「ダイジョウブデスカ?イツマデネテルノデスカ?」 「ヤッパリハンタイダッタミタイダネ。」 「ダネ。」 「おーい、ここは何処?」 「マーズデスヨ?」 マーズ...あ、火星ね。 か、火星!? 「なんでこんなとこに!」 そこにいたのは、緑色の、クラゲみたいなものだった。 「ほ、ほかのみんなは?」 俺がいたのは、銀色の箱のようなものの中だった。 隅にドアが有るが、それ以外は、全面鏡ばりのような、白銀の世界だった。電気も無いのに、どうしてこんなに明るいんだ? 「アア、ソレハ、10ネンクライマエニ、モノスゴクアカルイモノガキテ、ソレイライズットカベニハンシャシツズケテルヒカリガ、コノヘヤヲテラシツヅケテイマス」 相変わらず、聞きづらい声だ。 その時、唯一のアクセスポイントードアがノックされた。
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