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「聖こそ、そんなに挑発するような格好して……また俺を誘ってるのか?」
東堂さんは慣れた手付きで私の体に巻き付けていた毛布を剥がし、耳元で囁く。
「っ……」
自分の顔が更に熱くなるのを感じた。
恥ずかしさとは裏腹に、東堂さんに求められるのを嫌とは感じず、逆に嬉しいという矛盾した感情が湧く。ーーーー本当に図星だった。
「も、もう用意をしないといけないし……だ、駄目です!」
「んー、何も聞こえないなぁ。聖の肌、スゲー気持ちいいから離れたくない」
上機嫌で私の胸に顔を填める東堂さんを、どうにか引き離そうと必死に藻掻くが、力強い腕にそれを阻止される。
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