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「…ってか充志、お前いい腹筋してんなぁ!」
見上げる目付きは自然と上目使い…
大きな瞳に充志は思わず赤面していた。
「ばっ…、いつまで触ってんだよ!?」
「え~だってさ~俺なかなか筋肉つかね~んだもん」
なおも腹筋を触り続けている。
「てか渚は?」
方向転換…
今度は隣に座っている渚に飛びついた。
その瞬間辺りに渚の悲鳴が響いた。
(てか、同じ顔で抱き付くな~~~!!!)
「お、なかなか~ちゃんと割れてんじゃん♪」
「はいはい、そこまで!」
呆れ顔の真田が俺にストップをかける。
「ったく何やってんだか...っわわ!?」
硬直する渚を哀れむように見つめていた真田が犠牲になる。
「ばーか!油断すんじゃねえぞ!」
スルリと背後に周りこみ、後ろからタックルする。
「おお♪広背筋も胸筋もナカナカ~」
「クソッ!やったな!!」
そのまま、真田が俺の腕をとったかと思うと勢いで、ヘッドロックを決める。
「わー!マジ無理無理!!ギブギブっ!!」
こいつ、一瞬マジだった?
「って~ありえねぇ...」
あり得ないのはお前だよって空気になってたのは知らないふりをした。
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