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「あーあ、そんなに上澄みだけ一気に飲んじまって……。」
和也さんは呆れ、俺にマドラーを差し出してきた。
「あくまで私的な意見だけどよ。
タンザナイト・スカイは、ステアして飲んだ方が美味いと思うんだよな、俺は。」
「タンザナイト・スカイ……?」
聞き慣れない名前。
和也さんの視線の先にあるのは、俺の手元にある青い液体の入ったグラス。
きっとそれは、このカクテルの……?
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