第2話

10/32
前へ
/32ページ
次へ
22:13はじまりの街西区宿屋 カイン「こっちだ」 俺はユリアン達を連れて宿屋に帰ってきて直ぐに食堂に歩いていき中には瞳に光が失っている者がほとんど集まっていた。 シリカ「あっ!カインさん!」 そのなかにシリカもいて俺の顔を見るなり大声を上げてこちらに駆け寄る。 カイン「すまん、予定より遅くなった」 シリカ「いいえ、カインさんが生きて帰ってきて本当に良かったです」 カイン「ああ、それでかなり集まったな…」 シリカ「はい、一緒に頑張ってくれた人も板野で今此処には89人のプレイヤーの方達が居ます」 89…予想以上に集まりやがったな… カイン「あとがとう、シリカそれじゃあこっからは俺の出番だ…みんな!聞いてくれ!」 俺はいつもより大きい声でしゃべりその声は全員に聞こえ何かと言わんばかりにこちらを向いてくる。 カイン「俺の名はカイン!この場にみんなを集めた張本人でβテスターでもある」 ユリアン「べ、βテスター!?」 俺がβテスターと告発したことで食堂にざわつくがそれでも俺は話を終わらせない。 カイン「彼女…シリカにβテスターの時の情報を広めろと言ったのも俺だ、そして情報だけでは信じてもらえないと思うから証拠を見せよう」 俺はアイテムストレージからアニールブレイドを二本取り出す カイン「これはアニールブレイドという3層までは役に立つ片手剣使いにはかなり必要な武器だ、俺は取り合いになる前に動き…10本も今持っている!」 少女「あ、あの…何が言いたいんですか?」 左側にいた少女が何を言いたいのかを聞いてくる。 カイン「そうだな…なら単刀直入にいる、俺は此処にいるメンバーでギルドを作ろうかと考えている、目標は人助け…攻略はその次だ」 ユリアン「人助け?」 カイン「ああ、理由としては一人でも多くこの世界から無事に脱出するためだ」 俺は回りを見ると光を失っていたプレイヤー達の瞳に光が戻っていく。 カイン「だからこそ俺はギルドを作り死者を減らす!みんなはどう思う!」 その瞬間大勢の拍手が起こった。 ???「少し待たれよ!」 だがその拍手は一人のプレイヤーによって消えたそのプレイヤーは後ろから前に向かってくる。 シリカ「ム、ムラマサさん!」 そのプレイヤー…ムラマサは俺の前に立つ。 ムラマサ「カイン殿!ひとつ手合わせを願おう!」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加