第2話

9/32
前へ
/32ページ
次へ
そして索敵には反応が無くなったためにアニールブレイドを鞘に戻しユリアン達に目を向けた。 ユリアン「助けていただきありがとうございます…」 カイン「いいや、助けるのは当たり前だ、特に本当に死んでしまうかもしれないこのデスゲームなら尚更な」 モニカ「ユリアンくん…戻ろう…はじまりの街に…もしかしたら外の人たちが何とかしてくれるよ」 カイン「すまないがそれはないと思う…これを作ったのは茅場で…これを作るのが目的とあいつ言っていた、その目的を早々に潰されるとは思えない…」 モニカ「そ、そんな…」 ユリアン「カインだったな…あんたその剣を何処で買ったんだ?」 カイン「これか?これはアニールブレイドっていうホルンカの村のクエストの報酬で貰える武器だ、この武器なら3層までは持つ代物だ片手剣使いには必要な武器だな」 ユリアン「ホルンカの村って…カイン、あんたはもういったのか?次の村に」 カイン「ああ、今ははじまりの街に戻る予定だ、そんなユリアン達はこれからどうするんだ?」 ユリアン「…俺達は此処から来たの方向にあるエテーネの村に…あそこで職業スキルを手に入れられるんだろ?」 カイン「…確かに入手できるが今日行くのは止めとけ、ポーションだってもうないんだろ?」 ユリアン「…ああ…ない…」 カイン「なら一旦はじまりの街に戻ってアイテムとかを整えてから朝にいくと良い…夜道の方がモンスターは強い」 ユリアン「…金がないんだ…全部とられた…」 カイン「…どういうことだ?」 ユリアン「あの宣言から一時間ぐらいあとなんだけどさ…βテスターの野郎にコルを巻き上げられたんだ、βテスターの俺が有効活用してやるって…」 カイン「…外道だな…」 モニカ「それで掲示板を見たら情報が沢山載っててエテーネの村に職業スキルが取得できるって書いてあったから…」 カイン「なるほど…なら明日、俺と来るか?俺もエテーネの村にはいこうと思ってたところだ」 ユリアン「!?本当か!」 カイン「ああ、その件ではじまりの街に戻ろうとしていたからな…」 モニカ「それじゃあお願いします!」 そういって…俺達ははじまりの街に向かった。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加