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私、仲萌奈(なかもえな)はこの春
大学へ入学します!
第1話 入学と初対面
「(はぁ、緊張するな~(汗))
あ、理奈~!」
「あ、ねーさんやっときた~(笑)」
「ちょ、ここ高校じゃないんだからその呼び方やめなさい(汗)」
「いーじゃん別にぃ~(笑)
ほら入学式行こう!」
「はいはい(笑)」
今"ねーさん"って行ったのは高校の時グループが一緒だった理奈
おちゃらけててツッコミ担当何だけど、私より頭いい(笑)
頼れるんだけど、ちょっと天然なんだよね~
私と理奈が入り、適当な席に座るとしばらくして式が始まった
まぁ私は不真面目な方なため、視線は壇上へ、思考は別次元へ飛んでいた
というか飛ばしていた。笑
長々とした式が終わった後、理奈とお喋りをしながら会場を出て外へ行くと…
「ちょっとすみません!」
「はい?」
「実は私たち、この大学の広報委員の者なんですけど…
お2人のお写真を撮って、ホームページに載せたいんですけど、協力していただけないでしょうか?」
「えっ、と…(汗)」
正直、私は写真を撮られること自体が苦手だ
だが高校でもパンフレット撮影をしてもらった事がある(担任に無理矢理)
一方、理奈は社交的でこういうのは軽々と受ける…
だから…
「いいですよ!その代わり綺麗に撮って下さいね!笑」
「(やっぱり(汗))」
そのまま写真を撮る羽目になり、私と理奈は街中で遊んだ後それぞれ帰宅した
次の日、初めてのバス通学(高校の時は親の送迎でした)、初めての教室
でも少し早く来すぎてしまったようで、教室には私1人だった
「(とりあえず携帯でもいじって時間潰そう)」
しばらく携帯ゲームで遊んだがまだ時間ぎあったので理奈にメールしやりとりを始めた
理奈も自分の教室に着いたらしく、さっそく友達ができたそうだ
「(さすが理奈、早いな~(汗))」
さすが 理奈と思ったと同時に、自分は…と不安が襲ってくる
だが萌奈は人見知りだ
相手から来てくれなければ話すなど到底不可能に近い
「どうしよう…」
小さく呟き携帯から視線を上げると、さっそく女子は席関係なく集まり話し始め、男子は廊下側の席、中間、窓側に分かれ話し始めた
完全に話しかけるタイミングを見失った萌奈は1人席に座り
ひたすら俯いて理奈と連絡をとっているのだった
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