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「ごめん、みお。実はあたしと章くん付き合ってるんだ」
はっきりと通る声で恵理が言う。
「なんで……」
私は何故か下着姿で立ち尽くしている。
恵理は真っ赤なワンピースを着ていた。
「なんで?だってみおは要らないでしょ?
シンさんを手放せないなら、章くん解放してあげなよ」
違う……
違う。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい…
やめてお願い、章介を取らないで……………!
「自業自得だよ、みお」
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