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「えり~…」
「え。何その顔」
「いつもいつもありがとう」
道のど真ん中で恵理をぎゅうぎゅうに抱きしめた。
初めは、えっ、と恥ずかしそうに戸惑っていた恵理も、すぐに「はいはい」と笑い、自分よりもずっと背の高い私の背中をぽんぽんと叩いた。
不器用で人付き合いの苦手な私は、出会ったあの日からこの子に救われてる。
小さくて、優しくて、可愛い恵理。
誰とでもすぐ仲良くなれて分け隔てない。
私もこうなれたら良かった。
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