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「ほらっ、鍋行くよー!」
私の手を引く恵理の笑い顔。だけどいつもより目の下が少しくすんでる。
きっと1人の時は泣き通しなんだろう。
「も~みおが泣いてどーすんのよ。泣きたいのはこっちさ!笑」
「うんっ…うん…」
ねぇ、神様?
こんな罰当たりな私なんかに優しくしなくていいから…
この子にもっともっと幸せをふらせてあげて下さい。
私の分まで。
私ちゃんといい子にするから。
その分で、恵理にタケシさんを返してあげて下さい。
私、
その為ならシンとも……
だから、
だから………
章介は絶対に渡さないで。
神様。
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